19年前の今日 1995年1月17日 阪神淡路大震災。
震災後、神戸へ足を運んだ。
そこには倒壊してぺちゃんこになった家やビル、建物に押しつぶされた
車など、言葉で言い表せないほど、すさまじい光景が広がっていました。
地震が起こるまでは、この地で幸せに暮らしていただろう。
家だけでなく、多くの尊い命が失われただろうって思うと、
涙が溢れて止まらなかった。
ちょうどその頃、自分自身、転職して建築の仕事をしていこうとしていた
矢先の出来事だったこともあり、建物は造り方次第では人の命まで奪って
しまうこともある。
建物をつくることは、人の命を預かる仕事であり、
人の人生を左右する仕事だと痛切に感じました。
建築屋は人の命や人生を左右する仕事であること、
安心して住める建物を造ることが、自分自身の建築に対する
原点になっていると思います。
震災以降、建築基準も強化されました。
基準を遵守することは当然の事として
造り手がどんな思いで造ろうとしているかは、もっと大切な気がします。
BESPOKE 門川